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コラーゲンの働き、強み!活性酸素との関係とは

コラーゲンは結合組織の主成分です。

若さと美しさは、体のしなやかさなと比例します。

ハリのある素肌、強靭な骨、柔軟な関節はその象徴です。

こうした体のしなやかさを生み出す原動力になっているのが、結合組織です。

結合組織とは

全身の約60兆の細胞をつないでいる組織のこと

レンガ壁に例えるなら、細胞がレンガであり、それをつなぐセメント役をしているのが結合組織というわけです。


そして、その主成分が、これから紹介するコラーゲンです。

コラーゲンの強みは、線維状の構造に秘密があります

コラーゲン

コラーゲンは、陸上動物や魚類など、動物の体内にだけあるたんぱく質の一種で、もちろん私たち人間の体内にも多く存在します。

人の体内で、水に次いで多いのが、たんぱく質です。

その約3分の1をコラーゲンが占めています。

たんぱく質は、アミノ酸という物質の集合体ですが、コラーゲンも同じです。

しかし、コラーゲンは、たんぱく質の中ではちょっと異質な存在です。

例えば、一般のたんぱく質が球状なのに対して、コラーゲンは数千個ものアミノ酸が数珠つなぎになった細長い形をしています。

しかも、その姿を拡大してみるとかなり驚きます。

コラーゲンを構成しているアミノ酸の長い鎖は1本ではなく3本あって、それらがらせん状に絡みあって1つの線維を形づくっています。

実は、この特殊な構造に、しなやかさを生む秘密があります。

結合組織中のコラーゲンの役割とは

コラーゲンを主成分とする結合組織について、もう少し詳しく説明します。

結合組織には、コラーゲンとともに、ムコ多糖と呼ばれるネバネバした成分が豊富に存在しています。

これは、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸などです。

コラーゲンは、結合組織の中で、そうしたネバネバ成分をらせん状の線維のあいだにうまく巻き込み、体本来のしなやかさを支えています。

これがコラーゲンのアンチエイジング効果の大きなキーワードです。

細胞を養う土壌でもあるコラーゲン

コラーゲンにはもう一つ重要な働きがあります。

細胞を養う土壌

全身の細胞は、絶えず血液から酸素と栄養素を受け取ってエネルギー源にしています。

しかし、血管は細胞の中まで張り込んでいないため、結合組織がその橋渡しをします。

すなわち、血液が運んできた酸素と栄養素は、すべて結合組織を通って細胞の中へ送り込まれる仕組みになっています。

また、細胞から出される老廃物を血管へ戻したり、各細胞どうしの物質のやりとりも、結合組織を介して行われます。

そのため、結合組織が元気であれば、細胞レベルからピン!となります。

結合組織の活性を保つ最大のカギを握っているのが、主成分であるコラーゲンです。

歳をとるとコラーゲンの体内合成が減る

下がる

体のコラーゲンは、絶えず作り変えられています。

古いコラーゲンが順次分解される一方で、新しいコラーゲンがどんどん合成され、常にリフレッシュされます。

ところが、歳をとるにつれて、コラーゲンの新陳代謝は衰えていきます。

分解される量に対して、合成量が追いつかず、結果的に組織中のコラーゲンは減り始めます。

加齢にともなって、肌にシワやたるみが生じたり、骨がもらくなったり、関節がぎくしゃくし始めるのはこのためです。

活性酸素は老化を促す元凶

また、歳をとると、コラーゲンが減るだけでなく、障害されやすくなります。

ここには、「活性酸素」という有毒な酸素が関わっています。

活性酸素とは

とても不安定な構造をしており、すぐに周囲の物質とくっついて、その物資を錆びつかせる性質があります。

酸化

と呼ばれる現象がまさにこれです。


私たちの体内では、この活性酸素が絶えず発生しています。
食事でとった栄養素をエネルギーに換える度に発生するほか、紫外線を浴びたり、排気ガスを吸い込んだり、病原菌に感染したときなどにも、多量の活性酸素が生み出されます。

通常は、活性酸素の発生と同時に、それを消去する抗酸化酵素(SODなど)が作られる仕組みになっていますが、歳をとると抗酸化酵素の産出量が減ります。

その結果、コラーゲンなど、体の組織が活性酸素に障害されやすくなり、これが肌や関節など、体の老化を加速させます。

コラーゲンの変化は抑えられる

しかし、同じ年齢の人でも、老化の進み具合は大きく個人差があります。

腰が曲がって顔にたくさんシワがある人、実年齢以上に老けて見える人、でもその一方で、年齢よりも明に若々しく見える人もいます。

加齢によるコラーゲンの変化は、一様ではなく、ある程度抑えることも可能である、という事です。

食べたコラーゲンは吸収される?食べてもムダと言われる理由とは

コラーゲン

コラーゲンの減少や酸化を抑えるには、コラーゲンの積極的な摂取が必要です。

ちなみに、従来の栄養学では、コラーゲンは食べてもムダ、と言われてきました。

その最大の理由は、

コラーゲンの消化吸収の問題

です。

コラーゲンをはじめとするたんぱく質は、アミノ酸という物質がいくつもつながって出来ています。

私たちがそれを食べた場合、消化管内でアミノ酸まで分解されてから吸収され、体内で再び人体用のたんぱく質に再合成される仕組みになっています。

ところが、コラーゲンは、たんぱく質のなかでも抜きん出て大きな形をしています。

しかも、三重らせん構造という特殊な形態であるがゆえ、消化管でアミノ酸まで細かく分解するのは、かなり難しい・・・

そうした理由から、「コラーゲンを食べても体の中ではほとんど吸収しない」と言われてきました。

体内吸収を立証したデータ

しかし、最近になって、従来の常識を覆すデータが出はじめています。

動物実験では、食事で与えたコラーゲンペプチド(アミノ酸がいくつもつながった状態の物質)が大きな形のまま体内へ吸収されたという報告があります。

すなわち、マウスにコラーゲンペプチドを摂取させたところ、その95%が12時間以内に吸収され、しかも、体内へ吸収されたペプチドは、アミノ酸が5〜150個(分子量500〜15,000)もつながった大きなものだったと言われています。

コラーゲンの体内吸収の仕組みはまだ不明

コラーゲンやコラーゲンペプチドのような大きな物質が、どのようなしくみで体内へ吸収されるのか、まだよくわかっていません。

一説では、通常のたんぱく質とは別の経路(小腸のすき間)から吸収される可能性が示唆されています。

コラーゲンを食べる本当の意味

コラーゲンサプリメント

コラーゲンは質が低い?

コラーゲンを食べても効果がないのでは?と疑問視される背景にはもう一つ大きな理由があります。

コラーゲンは、栄養学的には、「質が低い」たんぱく質、と評価されているからです。

私たちの体の中には、20種類のアミノ酸が存在しています。

そのうち、体内で合成できない必須アミノ酸は8種あります。

日常の食事で日々補う必要があります。

そのため、必須アミノ酸をバランス良く含んでいるたんぱく質ほど、「良質」と評価されます。

しかし、コラーゲンは、必須アミノ酸のうち、1種類(トリプトファン)が欠けています。

つまり、コラーゲンだけでは、ダメ、ということです。

しかも、一般のたんぱく質をとっていれば、体内でコラーゲンが合成されます。

なので、わざわざコラーゲンを意識して食べなくてもよい、ということになります。

コラーゲンを食べる理由が見つかりません。

だからといって、コラーゲンを食べても意味がない、という意味ではありません。

それには、大きく2つの理由があります。

●1つ目の理由
コラーゲンを体内で合成するには、一般のたんぱく質には含まれていない「ヒドロキシプロリン」というアミノ酸や、一般のたんぱく質には少ない「グリシン」というアミノ酸が必要になります。

コラーゲン自体は摂取すれば、それらを直接補うことができますが、一般のたんぱく質から新しく作るとなると、どうしても効率が悪くなると考えられています。

●2つ目の理由
体内に吸収されたコラーゲンペプチドは、人体用のコラーゲンの材料となるだけでなく、コラーゲンの合成を促すという報告が出ています。

コラーゲンペプチドは、各細胞でコラーゲンの合成に働く細胞を活性化する力があります。

体内合成が倍以上もアップする

実際に、コラーゲンの摂取で、体内のコラーゲン合成が高まるかどうか、実験がされて、高まることが実証されています。

老化したマウスを2群にわけて、一方にはコラーゲンを、もう一方にはコラーゲン以外のたんぱく質を与えながら1週間飼育しました。

コラーゲンを与えたマウスは、コラーゲンを与えなかったマウスに較べて、コラーゲンの合成能力が2.5倍も高まったと言います。

この差は、コラーゲンの合成能力が衰えはじめた中年以上の人たちにとって非常に大きなものです。

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