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プロテオグリカンとは!?化粧品、サプリメントとしての働きと今後の期待

鮭プロテオグリカン

プロテオグリカンとは

糖鎖成分を持つたんぱく質の仲間


糖と聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?

おそらく、すぐに思い浮かぶのは、砂糖、ではありませんか?

私たちには必要なエネルギー源と思っている人が多いですが、逆に、太る原因にもつながるのでは?と思う人もいます。

しかし、糖(糖鎖)は、生命を維持するエネルギー源だけでなく、私たちの体の中でいろんな役割を担っています。

とくに、ここ3、4年、注目されているのが、体の免疫系に対する作用です。

糖鎖は、生体内では、たんぱく質や脂質と結合して存在しています。
こうした複合体は、複合糖質と呼びます。

人間の体には、60兆個もの細胞がありまs.
それぞれの細胞の表面には、一定の配列をもった糖鎖が存在します。

これらの糖鎖は物質としてフリーにあるのではなく、たんぱく質や脂質に結合した形で細胞表面を森のように覆っています。

これらの細胞の中で免疫システムに重要な細胞として樹状細胞があります。
細い樹のような突起をもっていることから、そう呼ばれるようになりました。

樹状細胞が担っている役目は非自己と思われるもののとりこみとT細胞へ情報を伝達することです。

細菌、各種毒素などをキャッチし伝達します。

自分の体には無い異物、外部から迫る危険を察知して、すぐにTリンパ球をはじめとする免疫実行細胞に伝達し、体の中の防御システムが発動されるようになります。

たとえば、アレルギーは、スギ花粉やダニの死骸などのたんぱく質が体内に侵入した際、体の免疫機構が過剰に反応して起こる現象です。

アレルギーの原因は、アレルギー物質(アレルゲン)を排除する際に、同時に自己の組織にも影響を及ぼすことで起こるとされています。

さらに、自己免疫疾患は、免疫自身が敵味方の区別をできなくなり、自分のたんぱく質まで排除すべき異物とみなして、攻撃してしまいます。

アレルゲンがアレルギーを起こすかどうかは、人によって異なります。

卵、そば、小麦粉アレルギーなど、起こる人とそうでない人がいます。

センサーである細胞表面の糖鎖の構造が正常であれば、普通は自分のたんぱく質は、正常と認識しているので、何も反応が起きないと考えられています。

外から入ってきたたんぱく質が異物なのか、判断する場合の基準は?量なのか?免疫細胞による異物がもつ糖鎖の精確な識別能力に関係があるとされています。

話題の糖の複合体「プロテオグリカン」

複合体

生命体はさまざまな成分組織で出来ています。
それぞれが独特の物理的特性や生理活性を持ち、生命維持の役割をになっています。

その仕組を解明する過程で、注目されたのが、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸です。

これは、サプリメントなどで商用化したい、という要素も強く働いています。

しかしならが、まだまだ糖鎖に関する研究は発展途上です。

4つの塩基だけで成り立っているDNAと違い、糖鎖は無限とも言える組み合わせがあり、資金が追いついていません。

とくにプロテオグリカンのような糖とたんぱく質という異なる成分が複合に結合した高分子の糖鎖体は、まだまだ解析技術が確立されていません。

プロテオグリカンの研究が大きく遅れている理由の一つです。

また多くの成分で、動物実験を行いますが、そこから人への臨床試験には、膨大な時間とお金が必要です。

構造が複雑な糖鎖であるほど、抽出方法や合成方法が難しく、量産化も難しくなります。

安全性や効果の確認などに時間がかかり、医薬品への応用はいまなお高いハードルです。

とはいえ、今後大きな可能性を秘めているため、世界中で研究がされています。

プロテオグリカンの最先端は、青森県弘前市です。

化粧品、サプリメントの主役成分としてのプロテオグリカン

化粧品の主成分

プロテオグリカンは、糖鎖とたんぱく質が結合した複合体です。

皮膚や軟骨などの柔軟性や弾力を維持しています。

プロテオグリカンなどの糖鎖及び、糖質に共通する特徴は、水をよく吸収することです。

同じ重さのたんぱく質、脂質、糖質があるとすると、糖質がいちばん水分保持能力があります。

スキンケアの成分で代表的なヒアルロン酸は、ムコ多糖と呼ばれる糖鎖の一種です。

ヒアルロン酸は、人体では関節の軟骨や皮膚、眼球などを構成している成分の一つで、組織の基礎となっているだけでなく、体の組織内に単体として自由な感じで存在しています。

ヒアルロン酸が化粧品業界で注目されているのは、水分保持能力の高です。

わずか1gで約6リットルもの水を保持することができます。

ヒアルロン酸を使った化粧品は、このすぐれた保水力を肌の保護やハリの維持に応用したものです。

ヒアルロン酸は、水分保持能力がスポットを浴びますが、実は、細胞の新陳代謝にも影響力を持っています。

その膨潤性とすぐれた細胞活性化作用は、医療業界でも活用しています。

縫合時の傷の回復を促進したり、癒着を防ぐ効果が知られています。

コンドロイチン硫酸は、ヒアルロン酸に似たムコ多糖類の一種です。

皮膚や軟骨、能などのさまざまな組織内にあり関節痛などの症状改善として直接患部に注射したりします。

また、経口薬、角膜を保護する目薬にも使われています。

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